なんで生きているんだろう・・・

あの事故の後、何百回と考えてきたこの思い。
「なぜ、ひとおもいにあの事故で死ねなかったのだろう」
「なんで、私はいま、まだ生きているんだろう」
正直なところ、こんな苦役を味わうなら、事故で脊髄でもぶつけて一思いに死んでしまえばよかったと、いまになってもまだ思う。
脳挫傷くも膜下出血があったのだから、死んでいても当たり前だ。なんで死ななかったのだろう、救急車が少し遅れれば死んでいたはず。なぜ、死なせてくれなかったのだろう。
キリスト教では、生きるものにはミッションがあるという。まだ、しなければならないミッションがあるという。でも、私にはそんなものはない。守らなければならないものも、支えなければならないものも、自分自身の生きる気力も、全部ない。いままで、無理矢理生きる理由を探してきたけれど、結局付け焼刃で・・・・ただ、いままで私にコメントや質問、相談をしてくれた人たちは私の生きる理由の一つになってきた。私みたいな存在が少しでも役に立っていたのなら、それはとてもうれしい。私と言う存在が、他の誰かの役に立ったのは、これで初めてかもしれない。私にできることはそれくらいしかないから・・その喜びを忘れずに。
でも、耐え切れなくなってきた。もうダメだ・・・私は寿命をまっとうできない。