安全なリタリン


さて、今日の頭の空回りと、チロシンを多く取ったことを合わせて考えてみる。
脳内のモノアミンの中でドーパミンが多くなると、一見「シャキッと」して頭が回転するような感じになる。そして抑うつ感は取れて気分はいい。
その反面、すべての点でFluency(流暢さみたいなもの)を欠いたような状態でぎくしゃくとした思考になった。会話をしても、口をついてすらすらと言葉が出てこない、イメージ通りの言葉が見つからない、的を射た意見や見解を述べられない、的を射た動作ができない。

気分はいいので気持ちは楽だが、コミュニケーションの場でとてもあたふたしてしまった。
何を言いたいのか分からない、硬くなっている、と取られたと思う。


辺縁系ドーパミンが異常に多くなると、統合失調症の陽性症状を引き起こす。
また覚せい剤を使うとドーパミンD1に作動して過剰に放出され、気分の良さ(ハイな状態)とともに思考が空回りし、また空回りしていることにも気づかないような自信過剰の状態になるという。そして中毒量では統合失調症と似た状態になるようだ。これは実験を・・・・したわけはない。


ここで、2日前から高用量で試しているチロシン。ここに何度か書いたがチロシンは非必須アミノ酸で人体の中では必須アミノ酸のL-フェニルアラニンから変化して生成される。その後血液脳関門を簡単に通過し、脳内でL-ドーパに変わる。そしてL-ドーパはドーパミンに変化する。この際に科学式から見るとフリーラジカルを生成する。ドーパミンはその後ノルアドレナリンとなり、その後アドレナリンに変化、最後にメラニンとなる。

簡単に言えば、チロシンをたくさん取ると理論上ではドーパミンノルアドレナリンが増え、フリーラジカルを生成するということ。(簡単に言いすぎ。詳しい話はぐーぐるでどうぞ)


乱暴ないい方をすると・・・
チロシンを多量に取るとドーパミンノルアドレナリンを増加させる。(はず)
ドーパミンは多くなるとハイな状態に近づく。

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ノルアドレナリンは中枢神経に作用して心を活性化し活動性を増す。

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・アドレナリンは交感神経に作用して心拍をあげたり〜〜無視。
フリーラジカル神経細胞を攻撃するが、スーパーオキサイドディムスターゼ(SOD)やフリーラジカルスカベンジャーの働きで調節されるので無視。


というわけで、チロシンは回り回って心を高揚させ、活発にするのだ。
そして、はじめに書いたとおりドーパミンが増えすぎると問題を起こす。きょうはややドーパミン過剰であった症状が感じられたので、まぁ・・

  ★チロシンを補給することは、抑うつ感を解消し活発にすることに効果的!!
  ★多すぎてもダメ

という風に結論づけられると思います。感想としては「地味に安定して効く、安全なリタリン」みたいな感覚でした。おしまい。

後々、詳しい話を勉強して体系立てて書きます。今回のは簡潔に書きすぎで、実際はもっと複雑です。