The time is gone・・・

あのとき、私が「いいや、それは違う。」と答えていたら、どのようにその後が展開しただろう。少なくとも、現在ある状況にはたどり着いていないものと思う。時の流れとエントロピーの法則は不思議なもので、このたとえのようなものを「バタフライ効果」と呼ぶ。

閑話休題。本線に戻ろう。

「違う。」と答えたらきっと彼女は「なぜ?」と訊いたはずだ。
うん、彼女の性格からして間違いない。そして、今の私ならやらないと思うが、私のそのころの性格を省みると「なぜなら〜〜100000語〜〜だから。」とすべてにわたって、必要・不必要を考えることなく長々と回答したと思う。たぶん30分以上の時間は確実にかかるはずである。

その30分。30分が私の人生には必要だったのだ・・
その説明をする30分が・・・


後悔の念に苛まれる。
でも、もうあのときには戻れない。