高次脳機能障害、きちんと生きるには。

さて、高次脳機能障害。「見えない障害」です。普通に歩ける、話ができる、しかし遂行機能、記憶、あと大きなものに情操にダメージを受けますね、障害部位によりますが、私は右脳なので情操、感情の症状が著しいようです。

よく、「人が変わってしまう」という言い方で語られますが、特別気持ちの問題や気まぐれで怒ったり泣いたりするわけではなく、感情を制御する脳がそうさせていることを認識する必要があります。
この辺が周囲の理解を得られないことが多くて困りますね。精密機械の脳に傷を負って普通だったら超人ですよ。

認識したら、それにふさわしい治療を。記憶、遂行機能は「リハビリ」になります。情操、感情の場合は向精神薬で安定させる。
私の場合は、ごく少量の薬のミックスで、起伏がものすごく激しくなってしまっていた感情が落ち着きました。ほんと、助かりました。

そして思考力や、ストレス耐性。どうもいまいちです。思考に冴えがない、比較的小さいストレスでダウンしてしまう。記憶もよろしくないし、物事の組み立てもうまくいきません。
私の場合は、こまめにメモをとる、仕事に取り掛かる前に「計画書」を作ることで対処しています。これらはパソコンがありますから、とても便利です。

と、こんな対処でなんとか?やってるのかな。面倒だし、手がかかるし、薬が欠かせないのが制約ですけれど80点を目安にしたいと思います。そして時には100%に近いパワーが出せれば、何とかなるのではないでしょうかね。

と、自分への約束。生き方の計画書。じゃないとさらに上をずっと求め続けて倒れてしまう。