モダフィニル総論

●モダフィニルの機能
αアゴニスト。覚醒作用がある。ナルコレプシーの治療やADHDへの応用として使われている。日本では未承認。

●実験的見地から
200mgを朝に服用することにより、その後の意識の覚醒作用、記憶力(記銘力、記憶検索)、遂行能力の増加を実感する。この服用を3日続けたところ、ひどい脳の疲れを感じるようになる。
100mgを朝に服用することにより、記憶力、遂行能力が失われた感覚がなくなる。これは、2ヶ月間連続服用したが、副作用は感じられなかった。

●実験からの結論
200mgはあくまで一時的に脳を活賦することができるが、連用には向かない。連用を目的とするなら100mgが最適量といえる。

●理論
モダフィニルは直接的にノルエピネフリンα受容体を阻害する。また、セカンドトランスポーターにより、間接的にドーパミンD受容体を阻害する。したがって、服用することによってシナプス内のノルエピネフリンドーパミンの量が増加し、覚醒作用がもたらされる。しかし、連用中に中断、または大量を摂取して中断すると増加したこれらの神経伝達物質を破壊する酵素が放出され、伝達物質は破壊され、シナプス内の神経伝達物質の量が減少すると考えられる。これにより、陰性反応を引き起こすことが予測され、実験とも一致する。

●注意
統合失調症の陽性反応(幻覚、幻聴など)は、ドーパミンの過剰な供給によって引き起こされる。ドーパミンを破壊する酵素をノックアウトしたマウスが多動症状を引き起こすこととも一致する。モダフィニルを大量に投与するとこれと同じ状態が作られるため、多動、幻覚、幻聴などが起こると推測される。


と、書いておきます。お薬の使用は注意してね。