症状に対する対策について

1.感情、態度の変化
急性期の症状はしばらく待つしかありません。新たなニューロンネットワークができてくるまでは辛抱です。数ヶ月かな。その時期を過ぎたら、脳内のトランスポーターを適量にコントロールする向精神薬でほとんど正常に制御できます。

2.変なことを言う、する
これも急性期を過ぎたら、脳内のトランスポーター、特にドーパミンD2とノルエピネフリンを適切に制御することで落ち着くはず。

3.わすれっぽい、遂行機能障害
こればかりは、脳のニューロンネットワークの再生を待つしかありません。再生を促すためにはリハビリを。これらの機能は脳の前頭前野連合部にあるので、そこが活性化するリハビリが必要です。残念ながら、私の調べた限りでは具体的にどんなリハビリが有効かは載っていませんでした。リハビリテーション病院などではそのような知見があるのかもしれません。

投薬とリハビリで、100%は無理でも多くの機能は再生します。人間の脳は、恐るべき可塑性を持っています。諦めないでください。