時を食うもの。

「ずるずる」と「時」を食べる生き物がこの世のどこかにいるそうだ。

そういえば、そうかも知れぬ。どこかで湧き出している「時」を吸収してくれるものがいなければ、時はこの世界からあふれ出てしまう。食べられていく時を、ヨーロッパでは「タイム・サラダ」というらしい。なぜ、メインディッシュがまだなのかと不思議に思う。食べるべきメインディッシュはまだ残されているということだろうか。

しかも、なぜサラダなのに「ずるずる」と食べるのだろう。

この辺は私は知己が足りず説明することはできない。

一方で時を放出する「タイム・スプリング」という泉がやはりどこかにあるという。時はここで始まり、一定の時期が過ぎると「タイム・サラダ」となって食われていくらしい。



面白い言い伝えですよね。だって、嘘だし。