泡に見とれて。

お酒にまつわる話として・・・

二人で、シャンパンフルートの底から立ち上る泡を眺めていた。
彼女は、20の誕生日。お酒が解禁だから、といってお酒を飲みたがっていたっけ。そんな日に私がおすすめした、Moet et Chandon。お店で飲むと10000円位するから、と、私が買ってあなたの部屋に持っていったプレゼント。シャンパンフルートも一緒に。金色の液体の真ん中を立ち上る小さな泡・・・現れては消え1秒もしないうちに消えていく泡。
その一つ一つ、生まれては消えていく生命のようだった。

その泡を見つめて、グラスを合わせました。