量子論・対消滅する物質


空間。空っぽの空間。
空気も水もない真空の空間。


ここでは、ミクロの微粒子が発生しては消え、を繰り返す。
繰り返すがもともとは本当の真空。


物質と反物質が、「ゼロ」から生まれ、そしてそれらはまた結合してゼロに戻るのだ。


たぶん、あの道路には私の財布とちょうど符合する「反財布」が行方知らずに漂っていたのだろう。
そしてちょうどうまい具合に落ちてきた財布と対消滅。ゼロになったのだろう。


バックミラーに一瞬閃光が見えたが、あれは対消滅の光だったのか。
ああ、そういうことなのか!科学的に矛盾はない!

キーケースの時も一瞬の隙で消滅したが、ルイヴィトンは対消滅しやすいのかなぁ・・・


ってあるわけないじゃん、確率的に。


猫がピアノに乗っかって暴れていたら、まぐれで子犬のワルツをミス一つなく完璧に奏でるくらいの確率。
ブラボーだにゃん♪ ぽこぺん。ねこぱんち。