Never Ending Storyと音の話。

CMで耳についたこの曲。歌ってるのは坂本龍一の娘の美雨さん。ギターのカッティングとピアノの音が見事に調和している演奏は見事です。
こういう音の使い方もあるんだな、って感心させられた演奏でした。
音のコラボレーションで出来上がる音楽。
音と音が手をつないだり、ぶつかり合ったり、互いを輝かせたりしながら、1+1=2以上のものを作り上げていく。そして、それを楽しませてくれる。
それが、音楽。音を楽しむこと。

交響曲は、ほんとたくさんの音が絡み合い、至上の音を紡ぎ上げる。
ソロでも気持ちよく聴けるヴァイオリンが、他の管弦楽に出会ってよりいっそう輝く。かというと、フルートのソロがメヌエットをキラキラに輝かせる(サンプルは、ビゼーの「アルルの女」です)。音は無限の組み合わせを持ち、無限の楽しい音を作ることができる。


そうかといえば、F1エンジンの音。あれも楽しめる音だから音楽だ。前にも書いたけど、かのヘルベルト・フォン・カラヤンが「Ferrariの12気筒はオーケストラだ」と言ったのは有名な話。
私の主観で言えば2サイクルのレーシングエンジン。あれも音楽。理由は、楽しい音だから。


極端な話、「黒板を引っかく音」も、その人が楽しめれば音楽だ。多分世の中の0.01%もいないと思うけど。


さて、学ぶ方の音楽。音楽理論など。
これは、いかにしたら人を喜びと楽しみに導ける音を作れるか、だと思ってます。平均律。1オクターブ上がるごとに周波数が2乗になる。あれは、人が気持ちいいと思う旋律なのだろう。素晴らしい楽器で、ドレミファソラシド、とやるだけでもいい音がする。音楽が流れる。

ま、私なんかは何も勉強せずに、人が作った音楽を楽しんでるだけです。音楽、それもNever ending story・・